ごあいさつ
理事長兼病院長 ごあいさつ
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- 新体制による新しい医療の提供
2021年4月より医療法人社団橘会の理事長兼多度あやめ病院の院長となりました金子和磨です。多度あやめ病院は昭和30年に開設し地域の皆様に精神科医療サービスを提供してまいりました。現代社会はより複雑化、多様化することで、悲しみや生きづらさを感じる方が増えているように思います。私たちは幅広い疾患・幅広い年齢の患者さんの悩みに、「総合力」で対応してまいります。総合力とは様々な疾患に対して、知識の向上や多職種によるチーム医療の強化、関連施設のデイケア、グループホーム、訪問看護ステーションとの連携による退院後の丁寧なフォローなど、精神科医療領域全般の強化です。言ってみれば様々な困りごとに対応しようという試みでもあります。
精神科は敷居が高いと感じている方も多いと思いますが、悩みごとや困りごとを気軽にご相談いただき、「橘会に相談して良かった」と心から思って頂けるようスタッフ一丸となって一層の努力を続けてまいります。
地域や社会の医療ニーズに対応し続ける
- 多度あやめ病院は2022年2月より思春期外来を開設いたしました。この地域でのお子さんの相談、お困りごとがとても多いのを肌で感じ開設を決めました。東京都精神療法研究会や東京都公立高校の学校相談事業、思春期外来など、これまで培ってきた思春期の臨床経験を活かし、地域に貢献してまいります。他にもコロナ禍で診察のための来院に不安を感じている方へのオンライン診療、患者さんの高齢化に伴う認知機能の低下に対応するための認知症治療病棟の準備を始めました。これからも地域や社会のニーズに対応できる医療機関でありたいと考えております。
病院の理念
- 患者さまに選ばれる病院に
- 職員が誇りを持てる病院に
- 地域に貢献できる病院に
橘会ネットワーク
橘会は外来・入院~在宅支援まで
社会生活をサポートしています
橘会の特徴
桑名市は愛知県や岐阜県へのアクセスも良いため、地域で⾧く生活をされている高齢の方だけでなく、若い世代の方も生活する地域となっています。そのため、精神科領域の疾患や患者さんの年齢も幅広くなっています。桑名市唯一の精神科病院である当院は幅広い年齢の疾患や悩み・困りごとに対応する力が必要であると考えております。行政との繋がりを大切に、「地域の患者さんは地域で診る」を大切に対応してまいります。
精神疾患をお持ちの患者さんの中には、継続的な医療ケアが必要で地域や社会に戻ることが難しい方も少なくありません。当院では精神療養病床、急性期治療を終えた患者さんの⾧期療養にも対応しております。⾧期療養の患者さんの中には加齢による合併症や認知機能の低下が見られる方もいらっしゃいます。行政、地域の医療機関、福祉施設の皆様との継続的な連携で患者さんを支えると共に、桑名市の地域包括ケアシステムの実現に貢献してまいります。
精神疾患の患者さんの中には退院後に再発してしまう方も少なくありません。橘会では退院支援を丁寧に行うことで、毎年100名弱の患者さんの社会復帰をサポートすると共に、継続的な支援を行っております。退院後の支援施設として、ご自宅から通える精神科デイケア、共同生活でご自宅に戻るための練習を行うグループホーム、ご自宅へ看護師などが伺う訪問看護ステーションがございますので、社会と繋がりながら生活の練習を行うことで再入院させないための取り組みを大切にしております。患者さんはもちろんご家族の方も自信をもって退院・社会復帰を目指していただける環境を整えております。
より良い治療環境をご提供するための取り組み
- 当法人では安心・安全、そしてより良い治療環境をご提供するため、「ご意見箱」を設置し患者さんからのご意見を頂いております。
頂いたご意見は真摯に受け止め、改善方法を検討し、院内に掲示しております。
診療案内
- 休診日 :日曜、祝日、年末年始(12/29〜1/3)
- お困りの場合は当日の診察、午後の診察も可能な限り対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
アクセス
- 【電車でお越しの方】
- 養老線「多度駅」下車 徒歩10分
- 【お車でお越しの方】
- 東名阪自動車道 桑名東インターより約15分